妄想

ゴミ箱の口からとっくに溢れたゴミが、絶妙なバランスを保ってゴミ箱と繋がっているのを駅などで見る。

 

ゴミ箱の前で、「うわ、捨てらんないじゃん。あ、でもこのゴミに引っ掛けられるかな、、お!行けた!」って皆が繰り返した賜物。

 

みんな頑張るけど、ジェンガにいつか限界が来るように、ゴミタワーもいつか崩れる。

 

そして、神様たちは誰がそれをやっちゃうかの賭けをしている。

 

 

ゴミタワー最期の瞬間、

人間の「あちゃー」と

神様の「あちゃー」が密かに重なっている。