素直
好意も厚意を素直に受け取れないのが わたしのよくないところです。
嬉しい、はすぐに同じだけの悲しみや怒りに変わり、
思いやりにはそもそも気づけなかったりします。
それはわたしが裏のある言葉ばかり発しているからではないのです。
わたし自身は心からの気持ちを人に伝えるようにしていますが、
その自負こそが自と他を極端に対照化しているのではないかと思います。
自分は大事にされる存在ではない、
という自信の無さも関係しているのでしょう。まさか わたしがそんな言葉をかけられるはずがないと思っている。自分宛のポストの口が狭いのです。
言葉を文字通りに受けとることは、案外とても難しい。
素直って、努力のいることですね。
嬉しい気持ちを嬉しいままにしておけないのは辛いので、素直になりたい、となかなか切実に思います。
始めるなら言葉のキャッチの練習からでしょうか。いまのわたしは受け取った言葉をよくも見ず、反射的に投げ返しています。ありのままのボールの姿を怖がらずに見る。そんなところから、私は素直になるトレーニングをやってみます。